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歯周病と全身のかかわり ③

食事中、誤って食べ物が気管支に入ろうとすると、自然にむせたり咳が出たりします。これは肺や気管を守ろうとする生理的な反応。しかしこの機能が弱まると、自らの唾液や食べ物が誤って肺に入り肺炎を起こしてしまいます。これを誤嚥性肺炎といい、その主な原因は、唾液中に含まれる細菌です。
歯周病菌の多くは肺炎の原因ともなるもので、歯周病の人ほど誤嚥性肺炎になるリスクが高いといえます。高齢、認知症、脳血管障害、手術後など、食べ物をうまく飲み込めない人は、特に注意が必要です。

末広歯科医院

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