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健診の必要性
子どもの歯の病気といえば、真っ先に思い浮かぶのが「むし歯(齲蝕)」です。
その子どもたちのむし歯が8020運動の普及やフッ化物の応用などで、昔と比べ随分少なくなっています。
しかし一方で、一部の子どもたちが甘いものをダラダラ食べる(飲む)ことなどが原因で多数の虫歯に罹り「口腔崩壊」と呼ばれる事態に陥っていることも大きな問題になっています。
歯とお口の動き(機能)は、しっかりかんで正しく飲み込むこと、正しくしゃべること、豊かな表情を作ること、成長期の健全な顎の成長などと密接に関わっています。
歯とお口の健康は、子どもたちの心身にわたる健康の基礎といって過言ではありません。例えば、指しゃぶりの習慣がしつこく残っていて出っ歯(上顎前突)になってしまうと、かみ方、しゃべり方、口もと・顔立ちから、飲み込み方や呼吸の仕方まで、悪い影響を受けかねません。これはチェックすべきほんの一部の例です。
ですから、たとえお子さんにむし歯がなくても油断は禁物です。食べたり話したりすり機能が十分でない「口腔機能発達不全症」の子どもたちに対して、その指導・管理が保険診療の対象になりました。成長期の子どものお口の動きに問題がないかどうか、以前にもまして重視されるようになりました。ぜひ、かかりつけ歯科医院の歯科健診で、お子さんの「むし歯」と「お口の動き」のチェックを受けてください。
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