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成人.高齢者の摂食嚥下障害
成人の摂食・嚥下障害
乳幼児期に食べる仕組みを獲得していても、成人期において脳梗塞などの脳血管疾患、神経・筋疾患と呼ばれる病気などが摂食・嚥下障害の原因になることがあります。
口に入った食べ物の感触や量を脳へ伝え、そこからどのような動きで食べたらいいのかの指令が下って食べる、飲み込む仕組みが営まれますが、このような病気は指令のやり取りが上手く行かなくなるために、舌が動かない、噛めない、飲み込めないなどの症状がみられることがあります。また、口やのどの癌の治療の際に手術をすると、元の形と変わったり、感覚が変わるため、食べる動きが変わることで摂食・嚥下障害が起こることがあります。
また、口やのどの癌を放射線で治療する場合も治療した部位が硬くなったり、感覚が変わるために摂食・嚥下障害が起こることがあります。
高齢者の摂食・嚥下障害
加齢に伴い、食べること、飲み込むことに必要な筋力が衰えることによって、食べ物を口の中で飲み込みやすい状態にできない、舌で口からのどへ食べ物を送り込めないなどの不具合が生じやすくなります。
また、のど仏の位置が下に下がること 飲み込む時にのど仏を持ち上げる筋肉が弱くなることによって、飲み込む時に、気道を閉じるのに必要な分だけのど仏が持ち上げきれず、食べ物が気管に入りやすくなる場合があります。
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